2022年度最優秀作品賞

『 差し扇 』 安齋 幹雄

選評《かとうまさゆき先生》

 安齊さん、最優秀年度賞受賞おめでとうございます。

この仕草は女性の心の中を見透かされないように扇子で顔を隠すしている様子を見事に表現した

素晴らしさが作品から伝わってきます。モノクロでの色再現は黒の締まりがあり、扇子と手は白トビしないように最新の注意を払い調整し、女性の顔は表情もいきいきと表現されています。

顔を隠すことで扇子の存在感が増し、隠した顔を見たくなるような思いに駆られる素晴らしい作品です。プリント用紙の選択もベストで素晴らしいの一言です。また、作品を作り上げていく技術も素晴らしく、安齊さんの世界を作り出しています。

黒の濃淡の表現は特に素晴らしく、これがモノクロの表現と言えるほどで、その技法は見事です。髪の毛の質感/扇子の濃淡/肌の再現等は、ため息をつくような表現で最高の作品に仕上がりです。

年度賞(年間総合順位) 

 第一席: 安齋 幹雄

 第二席: 遠藤 和彦

 第三席: 松田 顕治

 第四席: 斉藤 善勝

                   第五席: 斎藤 清

                   第六席: 佐々木 弘雄

下期撮影会作品

12月度例会テーマ作品:生きる

11月度例会作品

10月度例会作品

9月度例会作品

上期撮影会作品

7月度例会作品

6月度例会作品

5月度例会作品

4月度例会作品

3月度例会作品

2月度例会作品

1月度例会作品