2023年度最優秀作品賞

『 ちょっと一休み 』 斉藤 清

選評《かとうまさゆき先生》

 最優秀年度賞受賞おめでとうございます。ここ数年新型コロナウイルスの影響で屋外での活動が自粛され、撮影もままならなかったと思われます。そんな暗い世の中で、少しホットする作品が、リスが木の枝で休んでいる様子を表現した「ちょっと一休み」でした。

 この作品は主役のリスだけに視線が集中し、主役以外に視線が分散せず、主役だけに視線が集中しています。

特に素晴らしいのは、主役のかわいらしさに見入ってしまうことです。背景のボケの表現も美しく、なんと言ってもリスの仕草や表情のかわいらしさが、前面に押し出されている素晴らしい作品です。構成や色の再現性も素晴らしく、気持ちよさそうにしている表情は何時までも見入ってしまいます。このような動物を撮影するには、何度も通い、その生態を見極めないと撮影できません。通った数だけ作品は多くなり、このような素晴らしい表現の作品に出会うことができます。その甲斐が実った素晴らしい作品になっています。

 

                        年度賞(年間総合順位) 

                         第一席: 遠藤 和彦

                         第二席: 安齊 幹雄

                         第三席: 斉藤 清

                         第四席: 松田 顕治

                         第五席: 佐々木 弘雄

                         第六席: 朝野 幸勇

12月度/下期撮影会作品

11月例会《テーマ作品:窓》作品

10月例会作品

9月度作品

8月度/上期撮影会作品

7月度作品

6月度作品

5月度作品

4月度作品

3月度作品

2月度作品

1月度作品